한 번만 눈 감아 줄게. [ハンボンマン ヌン カマ ジュrッケ]
今日はちょっとだけ長いですね。
この表現は日本語でも使いますし、
韓国語でも同じよう表現を使います。
わかりやすいように分解してみましょう。
한 번만 = 1回だけ
눈 = 目
감아 = 감다 (閉じる)の連用形
줄게 = 주다 (あげる)+ㄹ/을게(~するよ)
訳を簡単に書きましたけど、
つなげてみてください。
どうでしょうか?
だいたいの意味はわかったでしょうか?
つないでみると・・・
「1回だけ目閉じてあげるよ」
となります。
ピンと来ないとしたら「目閉じて」のところですね。
ここは慣用句です。
日本語と全く同じ慣用句です。
ではまずここから説明しましょう。
눈(을) 감다 = 目(を)閉じる
ですが、慣用句的に訳すと、
「目(を)つぶる」
です。
もちろん普通に、目を閉じるという意味で使うときもあります。
日本語でもそうですよね。
でも慣用句的に使うと、「目をつぶる」という意味で使います。
どんなときかというと、日本語と同じです。
過失などをわざと見ないふりをするときに使います。
すると、今日のフレーズの訳は、
「1回だけ目つぶってあげるよ」
であることがわかりますね。
子供が家の中を走り回って花瓶を割ってしまった・・・「한 번만 눈 감아 줄게.」
部下が失敗をしてしまった・・・部下に向かって「한 번만 눈 감아 줄게.」
彼氏が浮気してるのをしってしまった・・・心の広い私は「한 번만 눈 감아 줄게.」
覚えやすいですね。
では、눈(을) 감다 以外の表現も見てみましょう。
한 번만 = 1回だけ
만 は「だけ」という限定を表す助詞です。
번 は固有数詞について「度、回」と回数を数える語です。
한 は固有数詞の1を表し、「回・歳・名etc.」などに付くときの形
固有数詞とは、1から順に・・・
하나, 둘, 셋, 넷, 다섯, 여섯, 일곱, 여덟, 아홉, 열, 열하나, ... 스물, 스물하나, ...
これだけだと日本語に訳すと、
一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、・・・・・
ただ「回・歳・名etc.」を固有数詞の後に付けようとすると、形が変わります。
한, 두, 세, 네, 다섯, 여섯, 일곱, 여덟, 아홉, 열, 열한, ... 스무, 스물한, ...
ところどころ形が変わるので注意してください。
一方で漢数字というものもあります。
1から順に・・・
일, 이, 삼, 사, 오, 육, 칠, 팔, 구, 십, 십일, ... 이십, ...
これらは漢字の、一、二、三・・・から来たものです。
だから若干日本語とも音が似てるんですね。
で、これらは、これだけでは通し番号を言う時みたいに
1、2、3、4、5、・・・みたいに言うときだけです。
たいていは「番・週・人分・ヶ月etc.」などの前に付きます。
固有数詞に付くものと漢数詞に付くもの、
それぞれを覚えないといけないのですが、
これは暗記するしかないのでがんばって覚えてください。
覚えることが多すぎると頭が混乱するので、
今日は固有数詞・漢数詞についてはこの辺にしておきます。
そして、今日の3つ目のテーマ、
ㄹ/을게 = ~するよ
についてです。
これは、
ある行動する意志を表明するとともに
相手に約束する意を表します。
わかりやすい例を挙げると、
내가 할게.
訳は、
私がするよ。
”する”という行動をする”私の意志”を表明するとともに
相手に”するよ”と約束する意を表しています。
よく使うのは、
動詞の連用形 + 줄게
です。
「~してあげるよ」という意味です。
もちろん語尾に”요”を付ければ、丁寧な表現になります。
どうでしょうか?
韓国語って日本語と構造が似てるし、
たまに慣用句なんかも同じだったりするから
楽しく覚えられますね。
なんか日本語を暗号化してるみたいw
というところで、今日のフレーズは
한 번만 눈 감아 줄게. = 1回だけ目つぶってあげるよ。
でした。