정신 좀 차려~ [チョンシン チョm チャリョ]
ドラマを見てたら何回か聞いたので、
今日はこのフレーズです。
分解してみましょう。
大きく分けて、3つですね。
・정신 = 精神
・좀 = ちょっと、少し
・차려 = 動詞 차리다 → 해요体の 차려요 → 요 を取ったタメ語
차리다 = 準備する、整える、構える
ですので、直訳は
「精神 ちょっと 整えてよ」
です。
ぎこちないですけど、
なんとなく意味はわかりますよね?^^
日本語訳と使い方は同じですが、
初めから意味を覚えるのではなく、
感覚でつかめるように、例をあげましょう。
A太を愛していたB子。婚約も交わし、順調に進んでいた思っていた。
しかし、結婚式前日、待ち合わせ場所に胃痛の手紙が・・・
そこには結婚できないという旨が。当然楽しみにしていたB子は
怒りとともに無気力状態に。そんなB子の親友であるC子の言葉・・・
「정신 좀 차려~ こんなことになってしまったけど、結婚してから
こんなことにならなくて済んでよかったんだって!ねっ!」
放心状態や慌てているとき、精神的にどうかしているとき、などなど
簡単に言えば、
精神状態が普通ではないときに使います。
もうわかりましたよね?
日本語訳としては、
「しっかりして~」「しっかり気を持って~」
みたいになります。
で、このフレーズの真ん中にある 「좀」ですが、
よ~~~~~~~~~~く使います。
日本語でも「ちょっと・少し」という言葉を使いますが、
韓国語では、日本語では不要なところでも使ったりします。
もちろんこのフレーズでも使わないといけないということではなくて、
정신 차려
と言いいますし、全然おかしいわけではありません。
ただ「좀」を入れることの方が多いような気はします。
韓国人からすれば、それが自然なのです。
そのへんはあまり神経を使う必要はないと思いますが・・・。
今回覚えて欲しいことは、
・정신(을) 차리다 = しっかりする。気を持つ。
という慣用句と、
・좀 = ちょっと。少し。
の使い方、よく使われる、ちょくちょく挟んでくる
ということです。
代表的な「좀」の表現を一つだけあげましょうか。
전화번호 좀 가르쳐 주세요. [チョナボノ チョm カルチョ ジュセヨ]
直訳すると、
「電話番号を ちょっと 教えて ください。」
となります。
日本語で考えると、「ちょっと」っていらなくないですか?
もちろん韓国語でも「좀」がなくても通じますし、全然構わないのですが、
「좀」を入れるのが、普通です。
また日本語で「ちょっと」が入ってると、
「ちょっと・・・」って相手の顔色を伺いながら聞くようなときや、
聞きにくいときに「あの~、ちょっと」ってわざと入れる
という感じのときに使われて、
そのそうなニュアンスで理解されますよね。
しかし、韓国語では、そんなニュアンスでは
あまり使いません。
もちろんそんなニュアンスを込めて「좀」を使うときもありますが、
少なくともこの電話番号を聞くときは、
そんなニュアンスはみじんもないと思っていただいて結構です。
韓国語では、さらっといいますからね。
というか、 「좀」はもともと「조금」を簡略化した話し言葉ですから。
略されるほど、
よく使い、さほど重要な言葉ではないということです。
この「좀」という単語、
すごく短いので聞き取りにくいおは思いますが、
よ~く出てくる単語なので、どんなときに使うか、
意識しながら聞いてください。
こんなときに使うの?というときも使っているおきもあると思います。
では、今日のフレーズは
정신 좀 차려~ = しっかりして~
でした♪
☆関連表現
・전화번호 좀 가르쳐 주시겠어요? [チョナボノ チョm カルチョ ジュシゲッソヨ]
電話番号教えていただけませんか?
(かなり丁寧な言い回しです。)
・정신(이) 없다. [チョンシン オpタ]
気が気でない。気が抜ける。無我夢中だ。
(直訳は、「精神(が)ない」 そんな状態のことを言います。)