어디 어디 가 봤어요? [어디어디 가 봐써요]
今日はシンプルです。
分解します。
어디 어디 = 어디(どこ)を二つ重ねて、2回言っている
가 봤어요 = 가다(行く)連用形가に보다(見る)が付いて、
過去形の해요体にしたもの
もしかしたら今日は簡単なので、説明を聞かなくてもわかってるよ!
という方が多いかもしれないですね。
でも、そんな方でもさらっと一読していただけたらと思います。
さて、まず一つ目なんですが、
“어디 어디”です。
“어디”が「どこ」という意味だということは、
ちょっとでも韓国語を勉強している方でしたらわかるでしょう。
しかし、今日のフレーズは“어디 어디”と2回言っています。
つまり、「どこ どこ」ですね。
はい。
日本語でもたまに「どこどこ」って言いますよね。
日本語を使い方はほぼ同じです。
特にこれ以上付け足すことはありません。
ただ、韓国語でもこのような表現の仕方ができるということを覚えておいてください。
次は、“가 봤어요”です。
と、その前に少しだけ復習をしておきましょう。
“連用形 + 보다”
って見覚えがありませんか?
これまでに何度か出てきていると思いますし、
この文法は結構基本です。
“連用形 + 보다“ = 「~して みる」
え~初めて聞いた!!という人は、今この場で覚えてください。
しょっちゅう出てくる文法ですよ。
話を戻しまして、
この文法を知っていれば、今日のフレーズの日本語はわかりますよね?
“어디 어디 가 봤어요?“ = 「どこ どこ 行ってみましたか?」
そうですね。
正解です。
でも、半分だけ正解です。
今日はそのあと半分の説明をします。
実は、“連用形 + 보다“から派生して、
“連用形 + 봤다“
のように、“보다”を過去形にするとニュアンスが変わるのです。
日本語訳の正解から言いましょうか。
“連用形 + 봤다“ = 「~したことがある」
です。
ということは、今日のフレーズは、
“어디 어디 가 봤어요?“ = 「どこ どこ 行ったことがありますか?」
となります。
現在形 = ~して みる <試行>
過去形 = ~したことがある <経験>
つまり、試行から経験を表す表現へと変わるのですね。
基本的には、このような訳・ニュアンスになることを覚えてください。
ただ、過去形の表現も元を辿れば「~して みる」という試行を表す表現なので、
「~して みた」という過去の試行を表した表現だということは、頭に置いておいてください。
過去の試行のニュアンスを含んだ経験を表していると言ってもいいかもしれませんね。
したがって、過去形であればたいてい経験の意味で使われるときが多いですが、
もし訳が変だと思ったら過去の試行の意味で訳したらOKです。
過去形は絶対経験で訳さないといけないというものではないので、
その辺は柔軟に対応してください。
また、文法の話をしてきましたが、
実は普通の過去形で訳した方が日本語がきれいになるときがあります。
例えば、今日のフレーズも
「どこどこ行きましたか?」と訳した方が自然かもしれません。
これは前後の文脈から判断してください。
ただ、この場合も試行というニュアンスを含んでいることは忘れないでください。
それでは今日は、以上です。
今日のフレーズは、
어디 어디 가 봤어요? = どこどこ行ったことがありますか?
でした。