마음대로 해. [마음대로 해]
怒ったときは絶対というほど言うセリフですねw
さっそく分解します。
마음대로 = 名詞の 마음(心、気持ち)に
대로(~のまま、~のとおり)が付いたもの
해 = 하다 の 해요体である 해요 から 요 を取ったタメ語
よって直訳をすると、
「心のまましろ」
「気持ちのまましろ」
ということになります。
直訳でもだいたい意味はわかりますね。
では、今日の裏テーマを見ていきます。
裏テーマは、“~대로”です。
日本語訳は先ほど言ったように、「~のまま、~のとおり」です。
この表現で覚えてほしいことは、
“~대로”は名詞のあとでも動詞のあとでも使えるということです。
これは日本語でも一緒です。
例えば、「~のまま、~のとおり」の前が名詞の場合、
「そのまま」「命令どおり」「計画どおり」etc.
「~のまま、~のとおり」の前が動詞の場合は、
「言ったとおり」「着たまま」「寝たまま」etc.
使い方は、日本語とほぼ同じです。
先ほどの日本語を韓国語に訳していくと・・・
名詞
「そのまま」 → “그대로”
「命令どおり」 → “명령대로”
「計画どおり」 → “계획대로”
動詞
「言ったとおり」 → “말한 대로”
「着たまま」 → “입은 대로”
「寝たまま」 → “잔 대로”
ここで、質問です。
名詞と動詞で使い方の違いで気づくことはありませんか?
そうです。
見たままんですが、
名詞は、名詞と“대로”の間にスペースはありません。
一方動詞は、動詞と“대로”の間にはスペースが要ります。
なぜだと思いますか?
動詞にはなぜスペースが要るのかをちょっと考えてみてください。
ヒントは、「連体形」です。
体言(名詞)を修飾するとき、動詞は連体形になることはご存知ですね?
そしたら、動詞の連体形とあとに来る名詞の間には
スペースが要るってこともご存知ですよね?
そういうことです。
なので、動詞が“대로”に付くときはスペースを空けてやる必要があるのです。
ところで、上の例からさらに気づくことはないですか?
ヒントは、連体形は連体形でもさらに分けられるということです。
こんな言い方をすると、英語の授業を思い出しますが、
連体形には、過去連体形・現在連体形・未来連体形があります。
そしてそれらによって活用の仕方が変わります。
しっかり文法を勉強されている方は、何を言っているかわかりますよね?
では、改めて上の例から気づくところはないですか?
そうです。
すべて過去連体形です。
理由は、日本語で考えてもわかると思います。
普通「~したまま」と言いますよね。
それは韓国語でも一緒なんです。
だから、韓国語でもすべて過去連体形の形になるのです。
過去連体形ってなに?って方のために少しだけ説明すると、
過去連体形の形とは、「動詞の語幹+ㄴ/은」です。
ちなみに現在連体形は、「動詞の語幹+는」ですね。
このへんはしっかり覚えておきましょう。
ということで、少しまとめますと、
「動詞+~のまま」という表現は、韓国語では、
“動詞の過去連体形+대로”
言い方を変えれば、
“動詞の語幹+ㄴ/은+대로”
というようになります。
またちなみにの話になってしまうんですが、
いっぱいいっぱいの人は軽く流してください。
「動詞の現在連体形+대로」という言い方もします。
しかし、この場合“대로”は「~のまま、~のとおり」という意味ではありません。
「~したらすぐ」という意味で使います。
現在連体形にすると、意味が全然違ってくるので、
間違えないように注意してください。
さて、話を戻します。
“대로”の使い方はだいたいわかっていただけたと思います。
そこで、よく使う表現と日本語とはちょっと違った表現というものを簡単に説明します。
ということで、本当によく使う表現ベスト3(名詞編)を発表します。
1.“그대로”
日本語でも一番よく使うと思います。
「そのままにしておいて」 → “그대로 해둬라.”
「そのまましてくれ」 → “그대로 해줘.”
などなど・・・。
2.“마음대로”
今日のフレーズです。
正味“그대로”と同じくらいよく言い回しです。
3.“생각대로”
これも言い回しとしてはよく使います。
最低この3位までは覚えてくださいね。
と、今日のフレーズの“마음대로”の正しい日本語訳が
まだだったと思うのですが、ここでやっと説明したいと思います。
2位と3位の表現に注目してください。
というそもそも日本語では「名詞+~のまま」って言うのは言いますけど、
あんまり言わないんですよね。
普通は動詞を使います。
しかし、韓国語では結構、「名詞+대로」って使うんです。
なので、日本語に訳すときにちょっと訳しにくかったりするんですね。
だって、上の“마음대로” と“생각대로”を直訳してみてください。
「心のまま」「考えのまま」
・・・いいたことはわかるけどって感じですよね。
そうなんです。
きれいな日本語訳にするには意訳をしないといけないのです。
ここでの意訳の仕方は、動詞の形に直すということです。
つまり、
“마음대로”は、「思うがままに」「思う存分」「思うように」「好きなように」
という感じで訳すときれいな日本語になります。
同様に、“생각대로”は、「考えたとおり」「思ったように」
とすると、きれいな日本語訳になるでしょう。
その他であっても、直訳では変かなと思ったら、
名詞を動詞化させて訳してみたらきれいに訳せると思います。
ただ、頭の中で理解するときはいちいちきれいな日本語訳に直さなくても
韓国語は韓国語のまま理解できるようにしましょう。
あと、最後にもう一つよく使うフレーズを言っておきます。
“하고 싶은 대로 해.”
訳せますでしょうか?
“하고 싶은”を分解すると、
하다 の語幹に~고 싶다(~したい)が付いて、
さらにその語幹に 은 が付いて連体形になったものです。
よって日本語訳は、
「したいようにしろ」
です。
つまり、“마음대로 해.“と似たような意味になります。
ただ言い方は違うので、厳密に言えば使い方によって
微妙にニュアンスが異なるかもしれませんが、
同じような意味の表現だということは覚えててもいいと思います。
また、この表現自体もよく使うのでぜひ覚えて使ってみてください。
では、今日のフレーズは、
마음대로 해. = 好きなようにしろ。
でした。